殻の盾

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「私は密林の虎や熊や狐や狸のように、愛し、たわむれ、怖れ、逃げ、隠れ、息をひそめ、息を殺し、いのちを賭けて生きていたいと思った。」
坂口安吾の小説の一節だ。
理性で形成された殻を脱ぎ捨てられたら、どんな世界が広がるのだろう。
獣か?
今の世界では、脱ぎ捨てた殻で盾をつくって、必要なときに防御しないと、すぐにやられてしまうかもしれないな。

8.22

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肯定と否定

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「道徳的人間の方が自然的人間よりもいっそう叡智的世界に近い、などということはない。
なぜなら叡智的世界などは存在しないからである。」
とニーチェは言っていた。
一つの肯定が生まれれば、一つの否定が生まれる。
そうやって世界はバランスをとっているように感じた。
叡智的世界を一段高い世界と解すると、やはりそんな世界は存在せず、
一人一人の「白」と「黒」のバランスと、世界の「白」と「黒」のバランスの、
相対的で流動的な変化の中に、生命の力強さを感じる。
世界をいっぺんに肯定などできるわけがなく、目の前のものを一つ一つ増やしていけばいいのではないか。
あくまで自分の心の中でですが。

8.4

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7.30

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